2019年5月16日(木曜日)
日本経済新聞社 編集局 編集員兼政治部 キャスター
略 歴
読売新聞東京本社 記者、米通信社 記者などを経て、
2007年から日本経済新聞社
編集局 英文編集部 デスク
2014年4月から編集委員。
日経新聞夕刊2面「Step Up English」(毎週水曜日)を担当
BSテレビ東京「日経プラス10」
日経CNBC「夜エクスプレス」
ラジオNIKKEI「ラジオiNEWS」に出演中
【共著】
『経済、これだけ知っていれば生きてゆけます。』 (日本経済新聞出版社)
【共同編集】
『日経で学ぶニュース英語』 (日経e書籍)
『2か月完成! 英語で学べる経済ニュース』 (アルク)
非常勤講師として講義しているが、非常に楽しい。現役記者として、田中先生にもお会いできるのでぶっちゃけ政治の話を。衆参ダブル選挙、消費税増税、米中貿易戦争の3つを取り上げる。
田中先生とは30年前に民社党時代、中堅代議士だった時に取材させていただいた。
統一地方選挙と参院選の重なる12年に一度の今年、12年前がトラウマになっている安倍首相は、自分が退任しないことと、参院選で負けたくないと思ってる。
米中貿易戦争
トランプ大統領が、仕掛けている。ハイテク戦争。中国人が米国の企業で働いて技術を持ち帰っている。中国は、国策でやっている。関税は、米国が勝っている。株価も戻ってきている。トランプ大統領の支持率は高いまま。国民の支持を得ている。
ヨーロッパの賛同も得られている。
消費税増税を延期するか。
追加経済対策をして引き上げか、延期かまだ取材では、割れている。景気の数字が悪化している。DHCという右翼っぽいネットテレビで、羽生田幹事長代理が日銀短観について発言した。国民の信を問うという発言が、解散総選挙を言うのか。
増税延期総選挙を示した。個人発言ではない。羽生田議員は、党人派で政策に無縁の人なので、日程が頭にあって発言したと思う。安倍総理の意向を受けての発言。
8月4日投開票の衆参ダブル選挙と読んでいる。公明党は反対。創価学会の機動力が分散されるのでやめてほしい。
時間差ダブルはあり得る。秋の臨時国会冒頭解散。野党は、候補予定者がすくない。
羽生田議員同様、麻生副総理は、政局で登場する。麻生財務大臣は、消費税増税派で、ダブル選挙をして欲しい。
菅官房長官、二階幹事長、甘利選対委員長、公明党等政局の解説。
ダブルを安倍首相はやりたがっている。ロシアとの交渉を見て、北方領土解散もあると見ていたが、その後膠着している。
北朝鮮解散もありうる。日朝首脳会談をレガシーにしたい。北朝鮮との関係改善をしていくことを大義にする。果たして勝てるかどうか。
消費増税は、日本経済が失速するのではないかと、ウォールストリートジャーナルが書いている。
菅官房長官の訪米について。ホワイトハウスは、首相の訪米対応ほどの歓待だった。
政治でバトルを見るのが大好き。
(第78回講演より、講演要旨及びその一部を掲載)