2016年12月13日(火曜日)
略 歴
1980年3月 早稲田大学 法学部 卒業
2003年3月 東北大学 大学院 情報科学研究科人間社会情報科学専攻
単位取得満期退学
1984年4月 東海大学 法学研究所 助手
1990年4月 東海大学 教養学部生活学科 講師
1994年4月 東海大学 教養学部生活学科 助教授
2004年4月 東海大学 教養学部人間環境学科 教授
現在に至る
学内委員等
1998年10月 東海大学パシフィックセンター(ホノルル)所長
(2005年3月迄)
1998年1月 ハワイ東海インターナショナルカレッジ 学長(2002年1月迄)
2000年8月 学校法人東海大学 評議員(現在に至る)
2003年4月 学校法人東海大学 法人企画調整機構 国際部部長
(2005年3月迄)
2008年4月 学校法人東海大学 国際戦略本部本部長(2013年3月迄)
2009年10月 東海大学 副学長(2014年9月迄)
2014年5月 学校法人東海大学 理事(現在に至る)
2014年10月 東海大学学長(現在に至る)
2015年1月 ハワイ東海インターナショナルカレッジ 理事長(現在に至る)
所属学会
日本私法学会
東京商事法学会
学会役員・社会における活動等
公益財団法人国際研修交流協会評議員
日本対外文化協会専務理事
公益財団法人日本学生野球協会評議員
一般社団法人大学監査協会理事
公益財団法人大学基準協会評議員
特定非営利活動法人JAFSA(国際教育交流協議会)理事
賞罰
2010年11月 タイ王国モンクット王ラカバン工科大学より名誉博士の学位を授与される
2011年9月 ロシア連邦共和国モスクワ国立大学より名誉教授の称号を授与される
来年東海大学は75周年を迎える。東海大学第2期の中期目標は、今年始まり今後の4年間。教育研究、社会貢献、社会連携、国際貢献・国際連携を主眼においている。
教育
2017年11月が75周年になる。2018年に75周年事業をスタートする。18年にカリキュラムの改定をする。東海大学は、学部ごとに会計をしていない。2018年度のカリキュラム改定で、現代文明論を開講する。例外なしに全員がこの科目を取らないと卒業できない。
文学部を文学部と文化社会学部に分ける。大きな目玉の健康学部を2018年に作る。東海大学のイメージは、スポーツ、工科系。新しい75周年の言葉を健康とする。
今年1番の東海大学の悲しい出来事として、熊本の震災が記憶に新しい。熊本の農学部を中心とした、阿蘇キャンパスをどう復興させていくかという大きな課題がある。
高輪と代々木も、都内に大学を持っているというだけでは、訴求力はなく、オリンピック以降を見据えて、代々木校舎の再活用とか色々検討する。
研究については、研究費の均等配分から、重点配分に変える。医学部と工学部で連携して、新たな研究を行う。農学部と工学部の連携も考えている。
社会連携
文科省の金はダメ。ある意味、詐欺。資金力が大学の研究力を担保する。自分たちでどのように外部資金を獲得していくかというのは大変大きな課題。日本の大学にとって、これから世界の中で生き残っていくための課題。
CCRCは、。コンティニューリタイヤメントケアコミュニティーといって、アメリカでは大学を中心にして、発展している。
2020年以降に40万人しか学生がいなくなる。となると大学の1/3は、潰れるので、ひとつには、留学生を招致する。もう1つには、学び直しで大学に戻ってきてもらう。
国際連携
日本の大学は本来の意味でのグローバルスタンダードではない。アメリカ基準認定を2020年以降まで挑戦している。国際的な標準の大学の目標を設けたい。
明日プーチンが日本に来る。明後日プーチンさん東京で経団連主催の日露ビジネスフォーラムに来られるが、その第一舞台が私。ロシアとの関係は緊密です。松前先生が旧ソビエトと親交を深めたのもいずれ日本とロシアと平和条約が結ばれ北方領土の問題に終止符を打たれると願っておられたので、その松前先生の遺志をついでロシアとの関係を深めていきたい。
これも前回言いました目標設定値です。世界に存在感を示す大学になる。世界ランキング400位以内、アジアランキング100位以内。かつて、達成した数値。最高位は、世界ランキング227位、アジアランキング87位。
(第71回講演より、講演要旨及びその一部を掲載)