第76回講師交流会

2018年9月12日(水曜日)


講師 東海大学 医学部 血液腫瘍学科教授 澤登雅一先生

略 歴
1992年 東京慈恵医科大学卒業
       血液内科医として、日本赤十字医療センターにて14年間勤務

 

2005年 三番町ごきげんクリニック院長
       医学博士
       東海大学医学部血液腫瘍内科非常勤講師
       日本内科学会総合内科専門医
       日本血液学会専門医
       日本がん治療認定機構 がん治療認定医
       日本抗加齢医学会評議員・専門医
       米国先端医療学会(ACAM)
       キレーション治療認定医
       エピジェネティック療法研究会 代表幹事
       特定非営利活動法人 日本コーチ協会認定
       メディカルコーチ
       日本医師会認定産業医

主な著書
細胞から「毒」が逃げ出す生き方─キレーション身体革命(講談社)
人より20歳若く見えて、20年長く生きる!

(ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ビタミンCはガンに効く ビタミンC大量点滴療法のすべて

(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 



講演テーマ 「アンチエイジング・予防医学」

癌にならない病気にならない予防医学の研究をしている。アンチエイジング。病気になる前の段階で、病気にならないようにすることに力を入れるようになってきた。百歳以上の人口7万人のうち、9割は女性。百歳以上生きるリスクを考えて生きなければならない。平均寿命プラス10歳位生きることを想定しなければならない。一人当たり4,200万円の医療費を支払っている。医療費の半分以上は、70歳以上の人が支払っている。


老化は、免疫力が落ちる。止むを得ない。同じ50歳でも40歳に見える人も60歳に見える人もいる。それは、必要のない老化をしているが老けて見える。食べ物、生活環境など自分で変えられるものがある。ほとんどの癌は、生まれた後の生活習慣で発病する。遺伝子検査で発病リスクを診ることはできるようになった。自分で発病を遅らせたり発病させない様にすることはできる。我々は、病気にならないようにコーチする。生活習慣を変えるための方法を本人から導き出す。 


理想的な健康状態を保つために必要な栄養素が採れていないのが現代。バランスが乱れている。栄養過剰ではある。油と糖分。ほうれん草を食べて摂取できる鉄分の量が、減っている。植物の栄養価が落ちてきている。
癌の9大原因の、1位はタバコ。2位は、野菜果物の摂取不足。それによって、癌のリスクが20パーセント増加する。体の酸化を防ぐことが出来ない。毎食400グラムの野菜が必要。季節の野菜は、栄養価が落ちていないので、その季節の野菜を摂るようにする。日本では野菜の摂取が落ちているが、アメリカ人のほうが野菜の摂取量は多い。


タンパク質を摂るためには、毎日肉や魚を食べた方がいい。タンパク質は、蓄えられない。炭水化物を制限する糖質制限は、極端にしてはいけない。ビタミンB12、マグネシウム、亜鉛の摂取が必要。尿酸は、体の中で作れる抗酸化物でもある。コレステロール、中性脂肪は、油ではなく炭水化物のとりすぎ。


酸化現象が老化を進める。呼吸による酸素の数%は、活性酸素となる。適度な活性酸素は、外から来るバイキンをやっつけてくれるが、多くなりすぎると、体が悪くなる。ポリフェノールの摂取も。


カロリー制限すると寿命が違ってくる。食事のカロリーを70%抑えると健康になるが、半年後には元に戻る。日常的にカロリー制限をすることは難しい。ポリフェノールのサプリメントは、その点で有効。


腸内細菌は重要。平均1.5キロくらいある。腸内細菌は、抗癌剤の効きにも影響する。砂糖はよくない。ニンニクは体にいい。


最大の幸福は、健康。ご機嫌でいれば、自分が健康で、周りの人も健康にできる最大の社会貢献。

 

(第76回講演より、講演要旨及びその一部を掲載)


懇親会の様子